母子 福祉資金 貸付制度

シングルマザー必見!公的資金制度を活用しよう

シンママのみなさんは母子・父子寡婦福祉資金貸付金制度という制度をご存知でしょうか。
なんだか長くて聞き覚えのない制度ですが、実はひとり親の家庭には欠かせないとても重要な制度のひとつなんです。

 

母子・父子寡婦福祉貸付金とは?

母子・父子寡婦家庭の経済的自立や、扶養している子どものために必要な資金を借り入れることができる制度です。
各都道府県の主に中枢市や指定都市などの自治体に設置されています。

 

おおきな特徴としては、

  • ひとり親家庭の父母、寡婦、子どものための資金
  • 低利子、もしくは無利子でお金を借り入れられる
  • 使用用途によって借りられる限度額が違う
  • 返済開始までに6ヶ月〜1年程度の猶予期間がある

などといった点があります。

 

どんな人が申請できるの?

この貸付制度を利用することができるのは、ひとり親家庭の父母・寡婦・子どもに限ります。

  • 母子家庭の母
  • 父子家庭の父
  • 寡婦(配偶者のいない女子で、かつて母子家庭の母だった方)
  • 母子・父子家庭の父母が扶養している児童
  • 寡婦が扶養する子
  • 父母のいない児童(二十歳未満)
  • 40歳以上の配偶者のない女子であって、母子家庭の母および寡婦以外のもの

などとなっています。

 

各自治体によって申請できる人の条件や貸付限度額が異なっていますのでご注意ください。

 

貸付金の種類

また、この貸付金は使用用途で12種に分けられています。(各都道府県によって違います)

資金の種類

貸付対象

使用用途

事業開始資金

母・父・福祉団体・寡婦 事業開始のために必要な設備の購入など

事業継続資金

母・父・福祉団体・寡婦 事業継続のための運転資金など

修学資金

子・児童 高校や大学に就学するための資金など

技能習得資金

母・父・寡婦 就職に必要な技能習得など

修業資金

母・父・児童・子 事業開始・就職のための技能習得など

就職支援資金

母・父・児童・寡婦 就職に必要な衣服や車の購入など

医療介護資金

母・父・児童・寡婦 医療・介護を受けるために必要な資金

生活資金

母・父・寡婦 生活安定・継続のために必要な資金

住宅資金

母・父・寡婦 住宅の購入、建設などに必要な資金

転宅資金

母・父・寡婦 引っ越しや賃貸のために必要な資金

就学支度資金

児童・子 就学に必要な衣服などに必要な資金

結婚資金

母・父・寡婦 ひとり親家庭の子の婚姻に必要な資金

 

貸付金交付までの大まかな流れ

(平成28年度の大阪府の制度を参考にしています)

 

1.相談窓口で事前相談をする

上記のようにこの制度における貸付金の種類はたいへん多くなっています。
それぞれ使用用途によって貸付限度額なども異なるため、福祉事務所などへの相談が必須となっています。
また、修学資金を借り入れるときの審査には親子面談が必要な場合もあります。

 

2.申請書と必要書類を提出する

申請の際に必要な書類は、

  • 世帯全員の住民票
  • 年収を証明するもの(所得証明書や源泉徴収書)
  • 返済計画書
  • ひとり親であることを証明する書類
  • 戸籍謄本
  • 印鑑証明
  • その他貸付資金の種類によって必要な書類

など多岐にわたります。
貸金の種類によっても必要な書類が異なりますので、予め自治体のホームページで確認しておくとスムーズです。

 

3.貸付決定通知書や借用証書が届くのでそれらを提出する

貸付が決定されたら、借用証書や貸付金交付請求書、返済のための口座振り込み納入依頼書が福祉事務所などを通じて届きます。
このとき、連帯保証人を立てる場合は同時に意思確認を行います。

 

4.貸付金が預金口座に振り込まれる

上記の書類の提出が確認されれば、申請した金融機関の預金口座に貸付金が交付されます。
ここまでの手続き期間は約1ヶ月程度となっています。

 

まとめ:迷ったらまずは一度窓口へ相談をしてみよう

とにかく低金利、もしくは無利子でお金を借りられるところがポイントの制度です。
返済期間も種類によって3年〜20年となっているので、無理なく長い目で返済していける資金制度ですね。
奨学金と比べると利子率も低めになっていますので、子どもに負担をかけたくないシンママたちには本当にありがたい制度となっています。

 

2009年に貸付条件が見直され、連帯保証人を立てなくてもお金を貸し付けてもらえるようになりました。
しかし、各自治体のホームページで確認したところ、いまだに連帯保証人が必要な場合が多いようです。

 

また、貸付金の交付までに1か月程度時間がかかるため、すぐにでもお金が借りたい場合には向きません。
子どもの入学金や引っ越し、結婚式など、日程がハッキリしているのであれば、それを見越した申請が必要となります。