国民年金 ひとり親家庭

自分の暮らしで精一杯!年金が支払えないときは?

ひとり親家庭では日々の生活費を稼ぎ出すだけで一苦労。
月々の保険料にまで手が回らず、支払いを後回しにし続けていたら、ある日年金事務所から催告状が届いた…といったことも。

 

年金とは継続して25年以上納めることで、将来的に年金を受給できるようになる制度です。
しかし、僅かな期間の未納分で年金が支払われないなどのケースもあります。

 

また年金制度は個人が払いたくないから払わない、では成立しない制度です。
被保険者が保険料を未納状態のまま亡くなったとき、遺族基礎年金などが支払われない場合もあり、子どもの将来を考えても支払っておくべきものと言えるでしょう。

 

それでも年金を払う余裕なんてない!というときには、免除申請を行うことで、保険料を減免することができます。

 

年金の免除制度を利用する

経済的な余裕がない場合には、免除申請を行うことで、期間中は未納ではなく支払い継続として扱われるようになります。
この制度は免除申請することにより、保険料の全額免除・一部免除・納付猶予が受けられるものです。
免除制度には大きく分けて2種類あり、条件に当てはまっていればその期間中の年金が免除されます。

 

1.法定免除

  • 障害基礎年金を受給している
  • 生活保護を受給している
  • 特定の病気で、国立の病療養所などで療養している

 

2.申請免除

  • 申請者または世帯員が、生活保護以外の扶助を受けているとき
  • 申請者が障害者・寡婦であり、前年の所得が125万円以下のとき
  • 様々な事情で保険料を納めるのが困難であるとき(失業や天災など)

 

年金免除の申請方法

1.国民年金保険料免除のための申請書をもらう

パソコンとプリンターが自宅にある場合は、ネット上からダウンロードしてプリントアウトすることで簡単に申請書を手に入れることができます。
https://www.nenkin.go.jp/shinsei/kokunen.files/0000027096f0FHPw4eml.pdf

 

また各市区町村の年金担当窓口や、日本年金機構(年金事務所)が近くにある場合は直接足を運べばスムーズです。
年金事務所の営業時間中に間に合わないときには、電話連絡することで郵送してもらうこともできます(10日間ほど時間がかかるようです。)

 

2.申請に必要な書類を確認、用意する

申請書の記入が終わったら、申請に必要な書類を用意します。

  • 年金手帳または基礎年金番号通知書
  • 印鑑
  • 前年度の所得を証明できる書類
  • 雇用保険受給資格証、雇用保険被保険者離職票のコピー

など、申請者の状態によって必要な書類が異なります。
この場合、電話や窓口で詳細を聞いておくとスムーズに申請できます。

 

3.申請書を提出する

各役所などに申請書と必要書類を提出します。提出は郵送でも可能です。
日本年金機構(年金事務所)に郵送する場合は、封筒に事務センターの名前と郵便番号を記載するだけで届きます。
http://www.nenkin.go.jp/service/kounen/jigyonushi/sonota/20150216.html

 

4.結果通知を受ける

約2〜3ヶ月くらいで結果が通知されます。
各世帯の所得状況に合わせ、全額免除・1/4免除・1/2免除・3/4免除・免除なしが決定されます。

 

全額免除の承認を受けた期間中は、全額を免除した場合に比べて受給できる年金額が少なくなりますが、「未納」状態ではありませんので継続して年金を支払っている、とみなされます。
一部免除の承認を受けた期間中は、納付しないと未納とみなされてしまいますので注意が必要です。

 

免除・納付猶予期間中の年金は10年まで遡って追納することで、将来受給できる年金額を増やすことができます。
経済的な余裕が生まれたら申請して追納するようにしておきましょう。

 

ねんきんネットを利用してみる

「自分がどのくらいの期間未納状態なのかわからない」
「申請書や届書を取りに行けない」
「年金額がどのくらいなのか知りたい」

 

そんなときは、日本年金機構がサービス提供している「ねんきんネット」を活用しましょう。
http://www.nenkin.go.jp/n_net/

 

ねんきんネットには自分の基礎年金番号が分かれば登録できます。
その後郵送されてくるユーザーIDでログインすることで、自分の年金支払い状態がどのようになっているか確認できるようになります。
年金事務所などでも利用登録ができますので、詳しくは窓口に問い合わせてみてください。

 

まとめ:大きな負担、ストレスになる前に

「子どものため、自分のためにも年金は払っておかなくちゃいけないと思う。
でもお金の余裕はないし、仕事が忙しくて窓口があいている時間に聞きにいくこともできない。
このまま年金受給の資格がなくなったらどうしよう…」

 

こうした不安に苛まれているシンママは少なくありません。
そもそも「年金を支払う」こと自体頭にないくらい忙殺されていて、先のことなど考えられないまま受給資格を失ってしまいがちです。

 

年金制度においては毎年保険料が上がっていき、世帯の負担は増えていきますが、将来的に年金が支払われるかどうかは確約されていません。
将来が保証されるわけではない、というのがどうしても支払いを後回しにしてしまう原因です。

 

それでもまったく貰えないよりは少しでも受給があるに越したことはありません。
免除申請は年々簡素化されていますので、「年金未払い」が大きなストレスになる前に、まずは申請書をダウンロードしてみましょう。